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2014年度冬季研修会概要(2015/ 2/21・22)

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日本心理研修センター2014年度冬季研修会は、その1が2015年2月21日(土曜日)、その2が2015年2月22日(日曜日)の2日に渡って行われます。

 

日時:

2015年2月21日(土)、22日(日)

会場:

images筑波大学東京キャンパス文京校舎地下1階 多目的講義室1他
東京都文京区大塚3-29-1

東京メトロ丸ノ内線茗荷谷(みょうがだに)駅下車「出口1」徒歩2分程度

共催

一般社団法人日本臨床心理士会、日本臨床発達心理士会、日本学校心理士会、一般財団法人特別支援教育士資格認定協会

後援

一般社団法人日本心理臨床学会、日本人間性心理学会、一般社団法人日本認知・行動療法学会、一般社団法人日本発達心理学会、一般社団法人東京臨床心理士会、一般社団法人日本発達障害ネットワーク(予定)

参加資格:

臨床心理士、臨床発達心理士、学校心理士、特別支援教育士、他の心理系学会認定資格者、心理職実務者、守秘義務のある専門職、心理学関連大学院生

※本研修会の内容も、臨床心理士、臨床発達心理士、学校心理士、特別支援教育士、認定行動療法士、認定健康心理士、その他のそれぞれの研修ポイントに該当する予定です(images_info現在調整中)。

参加費用:

1講座につき7,000円(税込)

参加方法:

研修会に参加をご希望の方は、下記講座より1日につき1講座を申し込むことが出来ます。

研修会の中止に関しまして:

台風、大雪などの突発的な自然災害などにより、事務局の判断で本研修会を中止することがございます。その際にはこのホームページ上でまずお知らせをしますので、どうぞご注意ください。なお、中止となった場合の受講料の返金等につきましては、後日ホームページでお知らせするとともに、メールで手続きをご案内いたします。

参加お申込み締め切り:

本研修会の参加お申込み及び参加費用入金の締め切りは、2/17(火)です。
各講座につきましては、定員に達したものから順次受付を締め切ります。

本セミナーにおける研修ポイントの取扱など、よく頂く質問につきましてはこちらをご覧ください。

2015年2月21日(土曜日)開催・研修会その1

プログラム第1)
「自閉症スペクトラム障害への発達論的アプローチの新動向(3)-情動の発達と情動調整支援-」

9:30~9:35
企画趣旨説明

司会:三宅篤子
(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所児童・思春期精神保健研究部)

9:35~11:00
情動発達研究の動向

近藤清美
(東京福祉大学)

11:00~12:00
SCERTSモデルによる情動調整のアセスメントと支援

長崎勤
(実践女子大学)

13:00~14:00
SCERTSモデルによる情動調整のアセスメントと支援

長崎勤
(実践女子大学)

14:00~16:00
TEACCH,ADOSにおける情動アセスメントと支援

黒田美保
(福島大学)

16:00~16:30
ディスカッション 情動発達と情動調整支援の課題

講師+参加者

DSM-5において自閉症スペクトラム障害(ASD)の診断基準の筆頭にsocial-emotional reciprocityが入り、そのアセスメントと支援が重要な課題になっているが、わが国で情動発達や情動調整のアセスメントの観点や方法において必ずしも合意が出来ているわけでない。

本研修ではまず、最近の情動発達、情動調整の研究の動向について学ぶ。次に、近年開発された自閉症児の情動発達、情動調整のアセスメントツールとしてのSCERTSモデルとADOSを学び、アセスメントに基づく支援方法を、ビデオ事例による演習も含めて学びたい。最後に参加者による、今後の課題をディスカッションしたい。

プログラム第2)
「両親の離婚に際しての子どもへの支援-面会交流・養育費と心理職-」

10:00~11:20
「法律家の立場から」

相原佳子
(弁護士)

11:20~12:30
「心理職の立場から」

山口惠美子
(臨床心理士、(公社)家庭問題情報センター 常務理事)

13:30~14:50
「行政の立場から」

能登啓元
(明石市政策部市民相談室)

14:50~16:00
「研究者の立場から」

二宮周平
(立命館大学 法学部法学科)

中止となった大阪研修会(2014年10月13日)の内容を
一部改変して東京で開催するものです

両親の離婚は子どもにとって大きなこころの負担になり、人生を通じてその影響は計り知れない重さがあります。せめて離婚時に夫婦の間で養育費や子どもとの面会交流の取り決めが子どものためになるようしっかり行われることが望まれることから、2012年4月に改正民法で子どものいる夫婦が離婚する場合、離婚後のこどもの養育について取り決めることが定められました。

この講座では、自治体として離婚後の子どもの養育に関する専門相談を設けた明石市の実践を紹介し、心理職、法律家、研究者それぞれの立場から、この問題の現状と課題についてお話いただきます。さまざまな相談職場で離婚の問題に関わる心理職及び関係職種の皆様に最新の取り組みを包括的に研修していただくことをねらいとします。

プログラム第3)
「はじめての高次脳機能障害Ⅰ~子ども編~」

10:00~12:00
「脳の発達から子どもの後天性脳損傷を考える」

中島恵子
(帝京平成大学大学院 臨床心理学研究科)

13:00~15:00
「後天性脳損傷の子ども支援」

中島恵子
(前掲)

15:15~16:30
「後天性脳損傷の子育てと心理への期待」

中村千穂
(高次脳機能障害の子どもを持つ家族の会ハイリハキッズ代表)

成人の高次脳機能障害は脳の発達が完了しているため、リハビリなどで主に能力低下した部分の回復を目指す。しかし、子どもの場合は脳が発達途上にあるため、複雑な問題が発生する。脳の発達過程で後天的に脳損傷を受けた場合、生活、学習、対人関係に影響を与える可能性を十分認識することが必要である。

後天性脳損傷は、外傷性、非外傷性に分けられ、損傷の程度、障害の程度、予後が異なる。意識障害がない場合でも脳に損傷を受けていることもあり、「お子さんは、どこかに強打して放心状態になったり、混乱したり、意識を失ったりしたことはありますか?」と簡単な質問から貴重な情報が提供される場合もある。

本セミナーでは、発達段階のどの時期に脳損傷を受けたかによってどのような症状があらわれるのか、学校教育現場や家族の対応、医療専門職が担う役割など、症例を提示しながら具体的に紹介する。

2015年2月22日(日曜日)開催・研修会その2

プログラム第4)
「自閉症スペクトラム障害への発達論的アプローチの新動向(4)-心の理論の発達とその障害・支援-」

9:30~12:15
「心の理論」の発達とその意義

子安増生
(京都大学大学院 教育学研究科)

13:15 ~16:00
自閉症児における 「心の理論」の障害と支援の課題

別府哲
(岐阜大学教育学部 学校教育講座(心理学))

16:00~16:30
ディスカッション「心の理論」研究と発達支援の課題

(講師+参加者)

中止となった大阪研修会(2014年10月13日)を東京で開催するものです。
大阪でも開催を計画中です

自閉症児への発達論的アプローチの新動向の第2回目の研修である。1980年代から、子どもが他者の認識や感情をどのように理解するようになるかという、「心の理論」研究が世界的に活発に行われ、社会的認知、コミュニケーション、言語発達などの研究に重要な影響を与えており、子どもの理解の上には、不可欠な事柄と考えられるようになってきた。

また、自閉症児のおける「心の理論」の障害は、自閉症児の本質的な障害に関わる事柄として、臨床的にも注目されるようになっている。本研修では、まず子安講師が「心の理論」の発達のメカニズムと、子どもの理解に際し、「心の理論」という観点をもつことの意義について述べる。

その後、別府講師が、自閉症児における「心の理論」の障害がどのようなメカニズムによって生じているのか、また、「心の理論」という観点をもった教育・臨床的支援の方向性について述べる。最後に、講師と参加者によって討議を行い、今後の研究および発達支援の課題を共有する。

プログラム第5)
「弁証法的行動療法(DBT)入門」

10:30~16:30(途中休憩あり)

中野敬子
(跡見学園女子大学)

新次元の認知行動療法である弁証法的行動療法(DBT)は、境界性パーソナリティ障害、気分の障害、不安障害などの治療に有効で、個人療法と集団スキル・トレーニングにより行われます。

治療目標は、不適応・自己破壊行動を減少させ、生活の質を向上させ、精神的苦痛を軽減させるスキルを身につけることです。DBTでは弁証法的ストラテジー、問題解決、バリデーション、強化随伴性、エクスポージャー、認知再構成を用い、さらに、マインドフルネス、対人関係保持、感情調節、苦悩耐性の社会的スキル・トレーニングも行います。

これらの技法を初心者対象に、クライエントとのやり取りの事例解説およびロール・プレイ体験により習得していただきます。

プログラム第6)
「ひきこもりケースの理解と支援-本人・家族のアセスメントと精神病理に応じた治療・支援のあり方について」

10:30~16:30(途中休憩あり)

近藤直司
(大正大学 人間学部臨床心理学科)

最初に、『ひきこもりの評価・支援に関するガイドライン』(厚生労働省 2011)の作成にあたって基礎的な資料となった本人の精神病理に関する調査・研究について解説します。

また、ガイドライン以後の課題として、不安障害、発達障害、パーソナリティ障害など、本人の精神病理に応じた各論的な治療・支援の方法論を取り上げたいと思います。さらに、本人に会えない段階から始まる家族相談も多くの援助者が困難を感じている課題であり、その目的と方法論についてもさらに検討を深める必要があります。

個人心理療法と家族療法的アプローチについては、事例検討とグループディスカッションを取り入れたいと思いますので、事例提供のご希望があれば、お申し出ください。本研修は、『ひきこもりの評価・支援に関するガイドライン』を基軸とした応用編としての内容です。ガイドラインを通読したうえでご参加ください。

上記プログラム(講師、テーマ、時間等)は予告なく変更される場合があります。最新情報につきましては、当ホームページを適宜ご確認ください。

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